AMS きしクリニック札幌
院長 岸 宗佑

 北海道の開拓が始まった街,琴似.

 これまで前職の病院では10年間,この琴似の地で消化器・乳腺・CVポートなどの診療を続けて参りました.

 細分化され,専門性が高くなった昨今の医療の中で,1つの臓器だけを診るのでなく,患者様全体を診るためには,多くの臓器の専門家にならなければならないと気がつき,医師1年目から,室蘭の厳しい研修病院で医師の修行をスタートいたしました.

 その後も,大学や大学関連病院でがん診療の勉強を続け,研修医が終わった後も,多くの診療科での修行を本日まで継続して参りました.

 医療は日々進化し,世の中のテクノロジーも発展していきます.

 しかし,変わらないもの,それは人間性と情熱の重要性だと思います.

 病気をみてヒトを診ない診療は行いたくない.
 しかし,そのためには,全臓器の勉強を続けていかなければなりません.

 情熱さえあれば,何歳になっても勉強は続けられ,技術を磨き,終わりなき成長ができると信じています.

 患者さんへ,さらに低侵襲で,より短時間で安心できる処置を行いたい.
 固定概念にとらわれず,医療の本髄を見続け,処置・手術の技術を高めたい.
 ミリ単位の処置を頻回に行っても,高い精度を維持すること.

 このためには,自らを律して改善を続け,情熱を持ち続けて医師人生を全うできるかだと思います.

 遠方からも多くの患者様が,毎日いらっしゃることは医師冥利につきます.
 私の外来や内視鏡,CVポート手術などを求めて来て頂く患者様からの信頼に応えるため,言葉通り,全力で日々の診療に取り組んで参りました.

 開業地は地番として,札幌市琴似1条1丁目1番地の土地.北海道の開拓のスタート地点です.
(住所地は,札幌市西区琴似1条1丁目7番25です.「いいな,ニコニコ,きしクリニック」で覚えてくださいね.)

 北海道の開拓が始まった土地の「1条1丁目1番地」で開業させて頂くことは誠に嬉しいことであり,御縁に感謝し,使命感を持って診療を行って参ります.

 北海道の厳しい冬を経験すると,道民の忍耐強さ,助け合いの精神に触れ,心が温かくなります.
 美しい大自然の景色に囲まれ,北海道の自然と北海道の皆様に感謝し,この地に素晴らしい医療をお届けしたいと思っております.

 今後も,さらに勉強を続け,地域の方々から信頼される医療組織を作り,北海道の厳しい冬の寒さでも暖かく感じるような熱い情熱を持ち続け,素晴らしいスタッフと一緒に笑顔で皆様をお待ちしております.

 今後とも,何卒,御支援・御指導のほど,よろしくお願い申し上げます.

2024年4月1日
AMS きしクリニック札幌
岸 宗佑