よりよい点滴治療を目指して!

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これまで岸宗佑にCVポート手術を
ご紹介頂きました医療機関様には,
当院登録の医療機関コードと
パスワードを発送致しました.

新規にご依頼頂きます
医療機関様におかれましては
ご連絡頂けますと医療機関コード,
パスワードをご連絡申しあげます.

患者様ご自身が,当院での
CVポート埋設を希望される場合には,
まず,診療予約をお取り頂くか,
当院を受診して頂き,治療されている
医療機関様からのご依頼を頂くことで
日帰りCVポート手術が可能となります.

抗がん剤の血管痛でお悩みの方は,
まず,当院を受診してください.
岸宗佑が血管1本から,
責任を持って対応致します.

担当医師: 岸 宗佑 きし そうすけ

JSPEN  日本臨床栄養代謝学会
学術評議員 北海道支部世話人
PDN (Patient Doctors Network)  理事
日本VADコンソーシアム 評議員

 VADセンターの岸宗佑と申します.これまで消化器内科を専門として,様々な診療科の医療に従事して参りました.

 細分化した現在の医療においても,あらゆる診療科において点滴治療は行われます.基本的な医療行為である,点滴1つから,血管1本から,よりよい医療を受けて頂きたいと思っております.

 血管内留置デバイス(Vascular Access Device : VAD)は,重症患者様,食事が食べられない患者様,がん患者様へ抗がん剤点滴を行う場合などにも使われており,非常に重要な医療機器です.

 VAD 処置・手術を専門に扱うセンターを全国で稼働させて参りましたが,この度,「AMS きしクリニック札幌」として北海道の開拓が始まった街,琴似に,ご縁があり,2024年4月から開業させて頂くこととなりました.

 これまで道内・道外,多くの患者様への治療を行って参りました.患者様からのご依頼,医療機関様からのご紹介にスピーディーに対応致します.

フィルム撮影でなく最新の Flat パネル 2枚導入
レントゲン(静止画)だけでなく,
リアルタイムでの動画の X 線撮影が可能

血管内デバイス留置,カテーテル処置
シャントPTA,透視下内視鏡処置
神経ブロックなどの処置を安全施行可能

車椅子の患者さんにも対応できる設備
嚥下造影・嚥下内視鏡も可能

4つの手術方法から
埋設部位を選べる自由を
日帰り手術で実現!

CVポートは,抗がん剤目的・栄養目的に
使用する埋め込み型の点滴器具です.

CVポート = 「点滴の箱」

日帰り手術のため入院不要です
流行感染症の院内感染リスク低く
感染対策としてメリットあり

日帰り手術のため入院費なし
治療費が節約できます

ATLAS 法(前胸部)
LOVE法(上腕外側)
ILIAD法(腹部)
FELLOW法(鼠径部から離れた大腿)

以上の4種類の方法からお選び頂けます

歩行可能ながん患者様だけでなく
ストレッチャーや車椅子の患者様でも
日帰り手術が可能

背中をつけて寝ることができない円背の患者様
高齢の患者様・背骨が変形している方
手術台に乗れない患者様で
CVポートを諦めていた方にも
車椅子に座ることができれば
LOVE法にて腕にCVポートを埋設できます

お食事が食べにくく,胃ろうでトラブルなど
静脈栄養が必要な患者様にも
保険適応の処置」です

院内には VAD センターのリーフレットをご用意しております



がん診療を始める前に,
「CVポートが必要」と言われたら
当院での CVポート手術もご検討ください

スムーズな医療連携のため
医療機関様へは医療機関 ID とパスワードを設定

CVポート手術のご紹介は
ネットから空き状況を確認
そのまま,ネット予約が可能です

依頼する病院様が日程を決定でき
お電話不要でスムーズな診療連携を実現
(希望枠がいっぱいでしたらお電話で調整可)

日帰り手術であり,入院は不要です
入院なし=治療費(入院費)の節約と
感染対策の向上

遠方からの患者様にも対応しております
北海道・札幌旅行とCVポート手術を
同時にご希望の方
メディカルツーリズムにも対応致します

抗がん剤は当院では作れませんが
製薬メーカー様が製造されている
抗がん剤は全国で同じ治療が受けられます

CVポート手術は医師の技術が求められます
当院でよろしければ,がん治療のスタートに
患者様の生活スタイルやご希望に沿った
CVポート埋設を行います

医師からの一方的な治療方針でなく
患者様の人生・生活を第一にした医療を
点滴1つ・血管1本から一緒に考えたい

患者様の治療の旅に同行させて頂く
相棒(Buddy)
それが,CVポートです

CVポート手術を専門として行っている
VAD センターを
今後とも,よろしくお願い申し上げます

VAD センター リーフレット

 当院では,これまでの岸宗佑の活動から,当院に VADセンター(Vascular Access Device Center:血管内留置デバイスセンター)を開設致しました.

 みなさま,点滴を受けられるときに,点滴の中身が何か気になったことはないでしょうか?

 点滴には様々なものがございます.全ての診療科で使用する「点滴」を起点として,患者様に医療の本質を知って頂き,医療を比較検討して選択できる世の中にしたいと考えています.

 「医療を文化にしたい」という岸宗佑の目標に賛同したスタッフが,当院に集まり,きしクリニック札幌は開院致しました.ぜひ,みなさま,点滴から医療を理解していきましょう.

 点滴については,3つだけ覚えて頂きたい要素があります.
 ・VAD(静脈に入れるデバイス)
 ・点滴の種類
 ・VAD によって使用できる点滴が異なる

 血管を守るために,VADを選びます.手足の静脈とCVポートのような中心静脈(太い静脈)では,静脈に挿入するデバイスが異なります.

 点滴の種類は,pH(酸性・アルカリ性)と濃度で決まります.酸性やアルカリ性の点滴を手足の血管から投与すると血管痛が生じます.濃度の濃い点滴でも同じく痛みが出ます.その理由は血流量です.

 手足の静脈は,1分間に約 10-20cc しか血液が流れていません.一方で,中心静脈という心臓近くの太い静脈は1分間で約 2000ml (牛乳パック2本分!)の血液が流れています.

 細い手足の血管に点滴をすると血管内をゆっくり進みます.一方で,CVポートのように中心静脈まで点滴を入れるとまるで,滝の中のように大量の血液が速いスピードで流れており,そこから濃度の濃い点滴を投与しても,一瞬で拡散し薄まります.その後,全身へ流れていくので手足の血管のように血管痛を生じないように投与することができます.

 このように,点滴のためのデバイス,VAD に何を選ぶかで,使用できる点滴が異なります.抗がん剤や栄養点滴は,なぜ,CVポートなどの中心静脈が必要かというと,濃度が濃いものや酸性・アルカリ性の薬剤は,細い血管を痛めてしまう点滴だからです.

 この数行をお読みになって頂き,誠にありがとうございました.点滴についての知識はこれで十分です!今日から,点滴を選べる患者さんになられましたね.

 より詳細は,当院で作成した VAD センターのリーフレットに記載しておりますので,希望される方は受診した際にお声がけください.(VADセンターのリーフレットの作成経緯については,ホーム画面の「クリニックについて」「VADセンターリーフレット」をお読みください.)

 血管の痛みに耐えて化学療法を行っている方がいらっしゃいましたら,ぜひ,当センターへお越しください.適切な CVポート埋設にて血管痛に耐える生活から解放され,人生・生活を第一とした治療の継続ができるようにご協力させて頂きたいと思います.

 今後の日本の医療としても,地域で連携してがん医療や高齢者医療を行う必要があり,AMS きしクリニック札幌の VAD センターとしても,しっかりと地域の医療機関様と連携し,様々な場所でよい医療が受けられるように,患者様の生活・人生を第一にした処置に努めて参ります.